「イモ」というと、ジャガイモ、サトイモ、サツマイモのどれかをイメージすると思います。
「日本の方言地図」(中公新書 徳川宗賢編)という本があります。
その本によると、北海道から東北にかけては、「イモ」と言うと「ジャガイモ」を連想する人が多く、関東では「サトイモ」を連想する人が多いようです。
しかし、茨城県、千葉県は「サツマイモ」を連想する人も多いようです。
サツマイモの産地を調べてみて納得しました。やはりサツマイモの生産日本一は鹿児島ですが、2位が茨城県、3位が千葉県でした。
四国や中国地方は、なぜかイモと言うと「サツマイモ」が連想する人が圧倒的に多いようです。
鹿児島県では当然「サツマイモ」を連想する人多いと思っていましたが、そうでもないようです。特に宮崎県や熊本県では「サトイモ」の方が多いようです。もしかしたら鹿児島の人はサツマイモではなく、他の言い方をするのではないかと思い、ちょっと調べてみました。やはり、サツマイモとはあまり言わないようです。「日本の方言地図」では、方言を考慮してデータを集めたのかどうかは不明です。
サトイモの産地ベスト3は、1位埼玉県、2位千葉県、3位宮崎県、鹿児島県が6位で熊本県が9位でした。以前は宮崎県が1位を保持していた時もあったようです。今は、埼玉と千葉で一位を競っている?ようです。
私の場合、イモと言うと「サトイモ」を連想します。子どものころ、サトイモを皮のままでゆで、皮をむいて醤油とショウガで食べたことが何度もあり、それが大好きでした。
9月の授業が始まったら生徒に聞いてみようと思います。
「イモ」と聞いてどんな種類のイモを連想する?
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下総中山にある法華経寺の参道では、サトイモを皮のまま茹でたものを売っています。
「きぬかつぎ」と呼ばれ、名物になっているようです。