最初に『令和』の文字を見た時、何となくバランスが悪く冷たい感じがしました。
「れいわ」という音感も、温もりがなく、正直言って良い印象は持てませんでした。
しかし、テレビで学者や知識人たちが、「ラ行の音感の良さ」「日本独自の『万葉集』」「『令』という言葉の意味」をしきりに述べ「令和」を絶賛するので、
そう言われてみると『令和』も悪くないな、という気持ちになってきました。
個人の印象なんて簡単に洗脳されてしまうんですね。
5月からは今の皇太子が天皇陛下になります。
天皇陛下は『おじいさん』というイメージがありましたが、今度の天皇陛下は、私より若い。
天皇陛下は日本の象徴であるばかりでなく、
日本最高のスーパースター(の一人)なのかもしれないと思うことが度々あります。
本日の朝日新聞で、こんな記事がありました。
コント55号で有名になった萩原欽一の談話です。(若いお母さまや生徒はコント55号や萩原欣一は知らないかも)
【母は,私のコメディアンという仕事を認めてこなかったんです。何十年もの間「なんて馬鹿なことをしているんだ」と叱られた。でも、ある時、母が「欽一、ごめんね。そんなに悪いことしてたんじゃないんだね」って涙を流しながら言ったんです。長野オリンピックの閉会式(1998年2月)の時でした。 閉会式に天皇、皇后両陛下がいらした。テレビ画面に両陛下が映った後、司会者の私が映ったんでしょうね。母は私が両陛下の隣にいたと思ったのか、「欽一、悪いことしたね」って。何十年も理解されなかったのに。言ってみれば、両陛下は私の恩人のような人なんです】
高校入試では、天皇に関することがよく出題されますが、それは「象徴」としての天皇であり、天皇の存在意義には言及しません。
塾の社会の授業では、討幕から明治に入ります。「権威」と「権力」の違い、天皇家と徳川家の違いを少し説明し、なぜ徳川幕府が倒されたのかを考えたいと思います。