塾では、通知表の結果を必ず聞きます。
去年, 前期は「3」だった英語が後期は「5」になった生徒もいて、とてもうれしかったです。
逆に「5」だったのに「4」になったケースも過去にはあります。
………………………..
過去の例です
H君は期末テストで英語の点数80点以上もとっているのに「3」、そのため、併願の私立高校の推薦基準に達しなかったのです。
本人の憤(いきどお)りは当然、私も「3」を付けた教師に会って文句を言いたくなりました。
ただ、もしかしたら彼は先生に嫌われる理由があるのではないかという危惧(きぐ)も感じました。
『どうして「3」なのか先生に聞いたほうが良い。』
H君は先生に聞いたそうです。
そして「3」である理由は
『平均点(70点台だったか?)が良かったので90点くらいとらないと「4」以上はあげられない』 だそうです。
私はあきれました。
今は 通知表は絶対評価です。
昔のように「5」は7%、「4」は24%、「3」は38%という具合に評価の割合は決められていません。自分が教えた生徒がみんな素晴らしいと思えば全員に「5」を付けてもいいわけです。気にくわない生徒には「1」とか。
実際、ある教科で「5」の生徒が40%くらいいる学校も過去にはありました。(このようなデータは公表されています)
私立高校の推薦では内申の点数で判断しますが そんな内申で生徒を評価したら 生徒がかわいそう。
高校の推薦基準は定期テストの総合点で評価したほうが良いのではないかと思います。
お父様お母様は信じられないかもしれませんが
定期テスト(中間・期末テスト)の5教科の合計点で400点以上の生徒と、250点くらい、あるいはそれ以下の生徒と内申書の点数はほぼ同じということが多い、というのが現状です。