読みにくい地名

私事ですが、私は漢字が苦手。きちんと練習してこなかった上に老化も加わり、漢字が頭からどんどん消えていきます。

文書作成などはパソコンのワードを利用するので、書く習慣も無くなり、なおさら漢字が書けなくなります。

(生徒から質問されて書けない(思い出せない)漢字が多くあります。情けないです)

まずいなと思い、数年前から漢字の練習を少しずつしています。

漢字を練習し始めて 「世界が少し広がった」と感じることがあります。これに関しは改めて言及しようと思います。

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漢字の問題集(「完成漢字2600」桐原書店)で「読みにくい地名」のページがありました。千葉県では、八街、犬吠埼、木更津の三か所が出ています。

(千葉に住んでいる人にとっては簡単に読めるかもしれませんが、千葉県から遠い所に住んでいる方にとっては読みにくいのかもしれません)

漢字問題集の「読みにくい地名」のページに”甲子”という地名も出ていて答えは「かっし」になっていました。

”甲子”という地名は、確か2か所以上あり、それぞれ異なった言い方をしたはずです。

再確認してみました。 すると3か所に”甲子”がありました。

福島県の甲子(かし)温泉。

宮城県、大河原町の甲子(きのいね)町 「きのね」ではなく「きのね」

岩手県、釜石市の甲子(かっし)町

漢字問題集は岩手県、釜石市の甲子町を想定したようです。

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以前から、大河原町の甲子町の甲子が、本来の読み方である「きのえね」ではなく、なぜ「きのいね」と言うのか気になっていました。

疑問を解消するため、大河原町の役場に電話をかけて、問い合わせてみました。

私の質問に、「調べてみますのでお待ちください」と丁寧に対応してくれました。

電話を切って待つこと30分くらいして、返答の電話が来ました。

回答は

『正確な文献などは残っていないのでわかりませんが、たぶん、東北弁のなまりで「」が「」になり、そのまま使用されたのだと思います』。

「なまり」をそのまま地名に使用。微笑ましい回答でした。

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ネットで、方言、「い」と「え」で検索すると

【茨城では「色鉛筆」を「エロインピツ」と言ってしまう場合がある】という書き込みがありました。 

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私自身のことですが 若いころ

潮干狩りのことを『ひよしがり』と言ってしまった記憶があります。

もう何十年も前の鎌ケ谷小学校(私の母校)で

「漢字テスト、何点だった?」の質問に

しゃくてん』と答える級友がいました。

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